■計測実験の目的
日本電気株式会社（以下「NEC」という）および横浜国立大学COIサテライト （以下「横浜国立大学」という）では、人の流れ、来訪数や密度、その属性および滞在時間などを解析することで効率的で効果的なイベント企画や運営に貢献するための技術についての研究、開発を実施しています。この度、新横浜花火大会において新横浜花火大会 2019 実行委員会を主とした皆様のご協力のもと、大会運営者による来場者の円滑な誘導の支援やイベント効果についての定量化を見据え以下の要領でカメラ、およびWi-Fiセンサーを用いた技術検証（以下「本検証」という）を実施いたします。

■実施主体
日本電気株式会社（横浜国立大学COIサテライトオフィスと連携）

■ご協力
新横浜花火大会実行委員会様
新横浜町内会様、新羽町連合町内会様、新羽南町内会様、城郷連合町内会様、小机東町内会様、鳥山町自治会様
コカ・コーラボトラーズ ジャパン様
横浜市体育協会・管理ＪＶ共同事業体様

■計測内容：個人情報保護・プライバシー対応を実施した上で以下を計測
　①人数
　②人流（大会会場を軸とした周辺3駅（小机、新横浜、北新横浜）の出自）
　③滞在時間
　④来訪者属性比率（年齢層、性別）

■測定エリア
※測定不良や事故防止のため機器には手を触れないでください

　・花火大会会場エリア（センサー約10箇所程度、カメラ1箇所）
　・新横浜エリア（センサー6箇所程度）
　・小机エリア（センサー約5箇所程度）
　・北新横浜エリア（センサー約2箇所程度）

（以下設置予定地図）

■データ取得日時
2019年7月22日～2019年7月26日（7月25日大会当日を含めた事前事後対応を含む）

■調査方法
以下の方法で調査を実施します。

１．Wi-Fiパケットセンサーを使った測定（会場および周辺3駅エリア：約25カ所）
会場および周辺エリアにセンサーを設置し、Wi-Fi機能をオンにしたスマートフォン等の通信機が発する電波（Wi-Fiパケット）を受信し、センサーの周囲に存在する通信機の情報に基づき、混雑度、人数、エリアベースでの来路/帰路、滞在時間などを推計します。スマートフォン等のモバイル情報端末をお持ちの方で、Wi-Fiパケットセンサーでの計測を望まれない方は、当該機器のWi-Fi通信機能をオフにしてください。

２．カメラ画像を解析した歩行者計測（会場エリア:1カ所）
対象エリアにおける歩行者交通量および属性情報（推定される年齢層・性別）をカメラ画像から抽出いたします。

■取得データおよびプライバシー・個人情報の取り扱いについて

１．Wi-Fiパケットセンサーを使った測定について
「個人情報の保護に関する法律」などの関連法規と、「電気通信事業における「十分な匿名化」に関するガイドライン（日本データ通信協会, H29年10月）」、「位置情報プライバシーレポート～位置情報に関するプライバシーの適切な保護と社会的利活用の両立に向けて～（総務省, H26年7月）」などのガイドラインに準拠し、個人情報を取り扱います。

センサーの設置場所周辺に存在するスマートフォンなど情報端末の識別符号（MACアドレス）を取得いたします。この情報には、電話番号やメールアドレス等の個人情報は含まれず、また、通信内容を傍受するものではありません。そして、取得した情報端末の識別符号（MACアドレス）情報は、匿名化および匿名方式の一定周期での変更処理を施し、十分なセキュリティ対策が施されたサーバーに暗号化通信を用い公衆無線回線経由で転送します。匿名化された情報端末の識別符号情報は、サーバーに転送されると同時に、センサー内部の記憶装置から削除いたします。

なお、法令等に定めのある場合を除き、本検証を通じて取得した端末識別符号情報（MACアドレス情報）およびそれを加工して得た情報を、第三者へ提供することはありません。

２．カメラ画像を解析した歩行者計測について
個人情報の保護に関する法律など関連法規に準拠し、またIoT推進コンソーシアム「カメラ画像利活用ガイドブック」などの関連ガイドラインを参考にして、下記のとおり個人情報を取り扱います。

データ収集日時にカメラの設置場所を通過した群衆を撮影し、カメラの画角内に撮影された人の人数および属性（推定される性別、年齢層）の割合を推計します。

プライバシー・個人情報に配慮し映像に移った人の顔や姿の映った映像データについては、撮影場場所で解析完了後は自動的に削除されます。

何卒、ご理解とご協力をお願い申し上げます。

■本実証実験に関する内容並びに個人情報の問い合わせ先
個人情報保護管理責任者：NEC デジタルプラットフォーム事業部 事業部長
連絡先：info＠amgmt.jp.nec.com
（本連絡先へのお問い合わせは2019年7月末までとなります）